
| 国 | : | ニュージーランド |
|---|---|---|
| 都市 | : | オークランド |
| 日時 | : | 現地時間 夜間 |
ニュージーランド・オークランドに留学中の女子学生より、ホストファミリーと口論になり、ホームステイ先を飛び出してしまったとの相談を受けた。
本人は夜間、ファストフード店に滞在しており、今晩はホームステイ先に戻ることができないと話していた。自分で近隣のホテルに問い合わせたものの、夜間のチェックインを断られ、宿泊先を確保できずにいた。今後どのように行動すればよいか分からず、支援を求めて連絡した。
【手配内容】
まず、本人の話を丁寧に聞き、状況や不安に感じている点を確認した。滞在していた店舗も閉店するため、夜間でも安全に宿泊できる場所を確保する必要があると判断した。
そのうえで、近隣のホテルやモーテルを探し、その時間からでもチェックインが可能なモーテルを確認した。電話で客室を確保し、宿泊費は到着後、本人に現地で直接お支払いいただくよう案内した。
モーテルまでは近距離であったものの、すでに現地時間の23時近くとなっていたため、安全な移動に配慮し、Uberの利用を提案した。当社側で手配をサポートすることも案内したが、その後、本人がファストフード店で知り合った面識のない現地男性の車で移動していることが判明した。本人から状況を聞き、安全を確認しながらフォローを継続し、モーテルへの到着およびチェックイン完了まで確認した。【所要時間】
2時間【料金】
留学生向け危機管理サービス「留学110番」の契約範囲内で対応。
※モーテルの宿泊費は本人負担。
【見解】
留学中にホストファミリーとの関係が悪化し、滞在先を飛び出した場合は、まず本人の話を丁寧に聞き、現在地や周囲の状況を確認したうえで、当面の安全を確保することが重要である。夜間は移動先や宿泊先の選択肢が限られるため、受け入れ可能な宿泊先と安全な移動手段を速やかに確認する必要がある。
本件では、本人が宿泊先を見つけられない状況に対し、深夜でもチェックイン可能なモーテルを探し、電話で客室を確保した。また、夜間の安全な移動手段としてUberの利用を提案し、必要に応じて当社側で手配をサポートすることも案内した。
一方、Uberの利用を提案したものの、その後本人からの返答がないまま、面識のない男性の車で移動していたことが判明した。相手の身元や意図を確認できない状況では、安全上の懸念がある。こうした場合は、本人を強く責めることで連絡が途絶えることを避け、まず本人との連絡を維持しながら現在地や移動状況を確認し、必要に応じて現地の緊急支援につなげることが重要である。
モーテルへの到着だけでなく、チェックイン完了まで確認したことは、支援を最後まで継続するうえで重要な対応であった。
当面の安全を確保した後は、今回の経緯を学校・留学会社へ引き継ぎ、翌日以降の対応については関係者間で検討してもらうことが望まれる。【確認】
・夜間でも受け入れ可能な宿泊先を確認し、客室を確保できたか。
・安全に配慮した移動方法と、面識のない人の車に乗ることの危険性を分かりやすく伝えられたか。
・本人が案内と異なる行動を取った際も、連絡を保ち、移動状況や安全を確認できたか。
・宿泊先への到着およびチェックイン完了まで確認できたか。
ホストファミリーとの関係に悩み、突発的に滞在先を飛び出した学生への対応では、まず本人の気持ちを受け止め、安心して話せる関係を築くことを大切にした。説教や一方的に否定するような伝え方では、連絡が途絶え、安全確認や支援の継続が難しくなるおそれがあるため、言葉遣いに配慮しながら話を聞いた。
本件では、Uberの利用を提案し、当社側での手配をサポートすることも案内したものの、本人は面識のない男性の車で移動した。その連絡を受けた際は、本人を責めず、移動状況や安全の確認を優先し、モーテルへの到着とチェックインが完了するまでフォローを続けた。
支援する側が安全な方法を案内しても、本人がそのとおりに行動するとは限らない。本人の気持ちを尊重しながら、状況の変化に応じて対応し、連絡を保ち続けることの重要性を感じた事例である。